わが家から角を曲がるお宅の小手毬は
八重桜が終る頃からゴールデンウイークにかけて
それは見事な花を咲かせる
毎年立ち止まって見ほれていると
奥様に何度かお会いすることがあって
見事ですね〜
切ってさしあげましょうか?
いえいえ、いつも通る時楽しませて頂いているので十分です
という会話をよくしていた
あまりに枝振りが大きくなり苦情が来たようで
何年か前に半分くらいにしてしまった
その時も悲しかった
今年も咲き始めた
でも もう家の主はいない
きっとこのまま更地になるのだろう
今年で最後の大好きな角の小手毬を感謝の気持ちで毎日楽しもうと思う